桂春院について
名将、文化人の夢の跡が今に残る
京都・花園に佇む密々なる禅寺
桂春院のはじまりは安土桃山時代に遡ります。織田信長の孫にあたる津田秀則がこの地に創建し、その後は豊臣秀吉、徳川家康の両名に仕えた石川貞政によって中興されました。約400年の間、しつらえられた建物や内装は当時姿形を変ておらず、古き京の門前町の様子と禅寺の荘厳な気配を今でも感じ取ることができます。
文化財の中を歩きながら
古の人々と
同じ空気を味わえる
貴重な塔頭
臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の塔頭の中でも数少ない通年公開をしている桂春院では、京都府指定有形文化財に指定されている表門、本堂、書院を実際に歩くことができます。また、海外美術館にも所蔵されてる江戸時代の画人・狩野山雪による襖絵「金碧松三日月図」の他、現存さまざまな調度品も見どころです。
大名茶人の弟子が遺した
国の名勝・史跡
「悟りへの物語」を表した
四つの庭
千利休の流れを汲む小堀遠州の弟子であり僧侶庭匠・玉淵坊の手によって作庭されました。玉淵坊は「庭園芸術の最高傑作」と称される桂離宮の作庭にも関わったと言われています。桂春院にしつらえられた日本庭園は創意工夫によりそれぞれ異なる風景を描き出しており、修行に入った者が悟りを開くに至るまでを表しています。
フォトギャラリー
幾年を経ても、桂春院には変わらぬ静謐な景色が遺されています。
特に春夏秋冬の移ろいは、美しい方丈や庭園と相まって語り尽くせぬ日本美を訪れる者に見せてくれます。
企画展示アーカイブ
文化財や国の史跡・名勝を有する桂春院では、受け継いだ美意識を空間表現の場として提供し、
国内外さまざまな芸術家の企画展を不定期で実施しています。
クラウドファンディングの紹介
桂春院には完全非公開となっている場所があります。
江戸時代に豊臣秀吉が築いた長浜城より移築された書院の奥には
「既白庵」という隠れ茶室が現存し、
その歴史的価値は計り知れないものがあります。